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育児日記 38 〜涙〜
2006 / 04 / 27 ( Thu )
テルと風呂に入る。
これは僕の日課だ。
"日課"と書くと、「日々自分に課したもの」となるので違う。
楽しみだ。



最近は子供による犯罪が多い。
犯罪の数自体は、実は終戦直後に比べると少ない。
だが、凄惨で些細なと言って憚り無い理由で子供同士が傷つけあう。



当然のことながらテルにはそういうことに係ってほしくない。
被害者にも加害者にもなってほしくない。
だが、そういうことに目を逸らさないようには育ってほしい。



僕は願いを込めてテルに話し掛ける。
色んなことを話し掛ける。
当然、テルにはまだ理解できない。
バスタブの横のラックから、おもちゃを取ろうとする小さなおしり。
水にぬれてくりくりになった髪。
訳もわからずニコニコする小さな目。



幸せすぎて泣きそうになる。
子供嫌いの僕が、結婚に懐疑的だった僕が、
自分の子供の存在に泣きそうになる。



僕はテルの小さな頭を撫でながら話を続ける。

「それでねテル、今日、おかあちゃんがね・・・」

「ちんちん」

「は?うん、それでね・・・」

「ちんちん」

「ち・・・」

「ちんちん!」

「・・・・・」

「・・・・・」



「アハハハハハハハハハ!」



「キャハハハハハハハハ!」


今はこれでいい。
ウチはこれでかまわない。
そして望むならば、こうやって過ごした時があったこと、
お父ちゃんとお風呂に入っていた事思い出してね。





「ウチのオヤジ、ウザッ!」





って思う時が来たら・・・。

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哲学。
2006 / 04 / 27 ( Thu )
「ballenさんって 哲学ですね」



新入社員の女の子がそう言う。
ニヒルでそれでいてキュートな僕にそう言う。



「えーと、どういう意味かな?」



半ば答えをわかっていながら、あえて微笑返しをする僕。
そうまるで布施博のような糸目で。



「う〜ん・・・とですね・・・え〜っと」



糸目が効いたのか、僕のまなざしを避け、俯きぎみになりながら一生懸命言葉を探す彼女。
顔は真っ赤だ。
23歳。
きっと小説やテレビで出てくるような素敵でセンチメンタルな言葉を選んでるんだろう。
僕は心の中で(急がなくていいよ)と呟き、糸目をさらに細くして彼女を待った。



「そのーなんていうか・・・」



「ん?」



「えーっと」



「んん?」










「変」










うっさい ジャイ子のくせに。

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育児日記 37 〜卒乳その後〜
2006 / 04 / 25 ( Tue )
テルが叫ぶ。

「とちゃーーーーーーん」

会社から帰ってきた僕に玄関で。



テルが叫ぶ。

「とちゃーーーーーーん」

嬉しい時、楽しい時。



テルが叫ぶ。

「とちゃーーーーーーん」

便所に入っていても。

大でも小でも。

新たな何かを生み出そうとしてるのに・・・。



テルが叫ぶ。

「とちゃーーーーーーん」

本屋でも図書館でも。

手、繋いでるのに・・・。



テルが叫ぶ。



「かちゃーーーーーーん」




「かちゃーーーーーーん」





「がーぢゃ゛ーーーーーん゛」





「おっっっっぱい!おっぱい!おぱい!おぱーーーーーーい!」




いつでもどこでも。

誰と話していても。





卒乳?

あ、うん、してない。

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転職を試みる。 1
2006 / 04 / 18 ( Tue )
以前、中断する前に書いた記事のコメント書いてなくてごめんさい。
なにせ、僕が書いた文よりも大事なエピソードが綴られていて、
おいそれとコメントできないなーって思ってます。
ホントごめんなさい。
近いうちに書きますです。



さて、転職を試みているオバカな高卒シャイボーイな私ですが、
現在の会社に危ぶむところはございません。
社員もなぜか、400人もいます。
業績は近年最悪になると思われるんですが、
事務屋の目から見て、潰れる事は今のところないのでは?と思います。
社長が僕の1コ上で、彼の父親である会長の傀儡として君臨していますが、
テンパってビックリすることでもおっぱじめない限り大丈夫と思います。
そうですね、何も受注していなくても2年は喰えるってカンジでしょうか?

今の業務はあまり好きではありません。
というか、業務ですらありません。
一応、システム部門にいるのですが、なんか図面なんか触ってます。
たまに蜂退治をさせられそうになります。
アシナガバチです。
先日、目の前に行くと「カチカチ」とホバリングしてきたので、
あとでネットで調べたら「スズメバチ」でした。
刺されたら労災認定してくれるんでしょうか?
よくわかりません。
かといって「辞めたいYO!」なんて爪の先ほども思ったことはありませんでした。

手前味噌なんですが、地元ではなかなか有名な企業なんです。
それなのに、高校生の時の成績が、
44番のヤツは風邪で2教科欠席、
46番の子は家庭の事情で心を悩ませ白紙提出。
全教科丸々受けて45番な僕が、辞める理由など一切ないんです。
「受かったことが奇跡!」(今井君談)
辞めるなんてイッツソウクレイジーな訳なんです。
クレイジーゴナクレイジーです。
実家の母親に話そうものなら、泣いて懇願されるに違いありません。
夕飯にドロ臭い魚を出されながら。

強いて言うのなら、ウチの会社は100%公共事業にべったり寄り添ってまして、
しかもものすごいニッチな分野なのです。
公共事業が叩かれて、縮小しつつある今日この頃、
今後はものすごい小さなパイを、大手・中小で、くんずほぐれず、あの手この手で、
奪い合わなければなりません。

うん、面白い事も美味しい事も今後はありえないなあって思ってたんです。
「おとうちゃん、どうしたの?」
「うん、おとうちゃん、燃え尽きちまった・・・」
という面白くも笑えもしない寸劇をテルさんと繰り広げる事になることは必至です。
ひょっとしたらエンゲル係数も下がってしまって、
妻の好きな生協の黒ゴマドーナツも買えなくなるかもしれません。
テルの好きな「おかめ納豆」も「お城納豆」にランクダウンする日が来るかもしれません。

そうは思ってみたものの、色んな障害が僕にはありました。
「高卒」であること。
「事務系」であること。
それに「オーバーエイジ枠」であること。
これらは言わずとも転職には不利です。

そんな悶々とする僕に、あるキッカケが生まれました。

−つづく−

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愛と勇気だけが友達なんですね?
2006 / 04 / 14 ( Fri )
最近、なぜか「アンパンマンマーチ」を口ずさむと、
瞼が湿ってしまう、ballen@もうすぐ33歳です、こんにちは。
どうでもいいことですが、『ballen』とは版画に使うアレです。
まるい『ばれん』です。
僕のは姉のお譲りで、一番細い溝を彫るやつがなくなってしまっているロダンの彫刻刀でした。
ますますもって、どうでもいいことですね、ごめんなさい。



え〜っと、ただ今、ものすごく緊張しています。
次第に鼻息も荒くなってきて、
目の前の新入社員に聞かれるんではないかとヒヤヒヤです。
脇の下もぐっしょりです。



話が逸れてしまいました、すみません。
兎にも角にも緊張しております。
それはもう、すっごいです。
どれくらいかというと、脇の下が・・・
本題に入ります、すみません。



実は昨日の20時頃電話がありました。
静岡から。
ものすごく暗い声で。
「こんばんは。私、○○の××です。ballenさんでいらっしゃいますか?」
「はい、そうです。」



実は、ある会社に『履歴書』と『職務経歴書』を送っていました。
別に今の会社に不満はないんです。
そりゃまあ若干職務に関してはありますけど、
異動とかもあるし、辞めるほどムカツイたりしてるわけじゃないです。
(このあたりは追って書いていきます)



「ballenさんの送って頂いたですね、書類をですね、厳正なる審査をさせていただいた結果・・・」

この時、実際には『厳正なる審査』を強調されたので、
もうダメだ・・・って思いました。



「1次選考に来ていただきたいと・・・」
「はぁ・・・、って!はい!?通過?」
思わずタメ口(w



こんなカンジで、明日、1次選考を受けに行く事になりました。
さっきまではどうってことなかったんですが、
誰かが『おとうさんスイッチ』を押したらしく、
メチャメチャ緊張してきました。





か・・・噛みまくる(面接中)





き・・・緊張する(面接会場で)





く・・・苦しむ(面接に)





け・・・けがをする(面接の回答で)





こ・・・こける(面接で)





いーやーだー!!!(泣




急だったので散髪も行ってません。
ビジネスバッグってどこに売ってるの?
ディスカッション形式って何?
SPIって誰?
つうか人?何?モノ?



ダメっぽい・・・(w

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再開。
2006 / 04 / 13 ( Thu )
ご無沙汰してます。
やっとこピークは過ぎました。
実は4月の頭ぐらいからはヒマになってたんですが、
なんだか頭がボーっとしたままで、ブログから遠のいていました。
ごめんなさい。



皆さんの記事は携帯で拝見してました。
元々、暗くなることなんてほとんどないんですが、
それでも、どす黒い気持ちになった時は、皆さんのブログを見ることで、
気分転換が出来ました。
ありがとうございます。



50時間程の残業。
出勤した日で平均すると、毎日4時間程度。
元々が他人の仕事なので、自分で時間調整もできなくて、
ぽっかり空き時間があったり、風邪で寝込んだりしたので、
この程度の時間になりました。
意外と少なかった。
普通のサラリーマン程度ですね・・・(汗



でもやはり毎日4時間残業してると、
帰った頃にはテルは眠りにつく時間。
「おやすみ」くらいしか、話し掛ける事もできません。
そんな中、見せてくれる仕草、話す単語のひとつひとつが、
急に成長したように感じられました。



先日、急に会社を辞められた40代の先輩の言葉が思い出されました。

『僕の一番の後悔は、子供の成長を知らない事。

 どうやって今の姿形になったのか知らない』



昔、先に子供を産んだ友達と遊ぶ時、鬱陶しくてたまりませんでした。
(なぜに、子供を連れてくるのか?)
(見せたいの?)
と、子供嫌いな僕は思ってました。
たぶん、顔にも出てたと思います(w



どこに行くにも制約があるし、
すぐ泣くし、
休ませんといかんし、
コンビニの飯じゃダメだし。
そして、うんこ臭い。



中学校で初めて万葉集を習った時、
僕らの学校では『山上億良』の歌が載ってました。
あれですね、有名な歌。
『穴餐めば〜(うりはめば)』ってやつ。
あれを習った時、
(エセヒューマニストめ!)なんて思ったり、
そういう風になる心理が理解できないってテストに書いたりしました。



今となっては、この句の一言一句に共感できます。
仕事中、喫煙中、食事中、ふとした隙間に思い浮かべるのは、
やっぱりテルと妻の笑顔。
(帰らなきゃ・・・)と何度も思いました。



わずかな間だったけど、色々と考えさせられました。
窓際になってしまって、仕事に対して『飢え』に近いような感覚を覚える事もあるけど、
やっぱり家庭が一番だなと、当たり前の事を当たり前のように、
しかも今更気がつきました(汗



とりあえず、また細々とこのブログ続けていきたいと思います。
皆さんへのコメントは、もうしばらく待ってください。
しばらくは不定期になっちゃうかもしれませんが、
細々と続けていきたいと思っています。
改めて、よろしくお願いします。

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09 : 57 : 28 | [育児日記]雑記 | トラックバック(0) | コメント(14) | page top↑
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